変形狭小敷地に建つ家 〜街中で暮らす〜
計画敷地は89㎡(約27坪)の変形で、実際建物が建てられるのは約60㎡(約18坪)程度の土地に37坪程度の家を建てる。群馬でこの難題に挑戦できることは設計者冥利に尽きるかもしれない。
まず、鉄骨か木造かの検討であった。準防火地域と前面に大きな道路があるという2点の理由で鉄骨造3階建てを選択した。また、準耐火建築物とすることで窓の法規的な制約をクリアした。
平面計画は、階段の位置と玄関の位置について、何度もクライアントと図面を描き直して話をした。
そして、古い建物を解体している時に現場で感じた隣接建物の隙間をぬって入ってくる『光』を生かしたいと思い、光と風の通る中庭を確保した。この中庭から、隣接する実家の建物へ繋がっていく。
外観は、クライアントの希望の鉄板系の断熱サイディングを使い、街の中に立つキリットした表情を表現した。逆に内部には、木部に柿渋を塗り、外と相反してシンプルながらに落ち着いた空間とした。
竣工 | 2007 |
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所在地 | gunma maebashi |
構造 | S3f |
面積 | 122.63㎡ |
構造設計 | イノ設計 |
設備設計 | LIVEARC |