アートオブパークサイド 〜池尻大橋・高級デザイナーズマンション〜
計画地・池尻2丁目は、閑静な住宅街が広がる場所である。街並みと共生ができるマンションを目指し、低炭素社会における2大テーマである建物の長寿命化と省エネ化を、賃貸マンションという制約のある中で、クライアントとともに可能な限り挑戦した建物である。
平面計画としては、敷地西側の路地を使い建物の中央にエントランスおよびEVホールを設け、その北側に1住戸、南側に2住戸を設けた。EVホールは、EVシャフトの両サイドに空地を設け、閉鎖的になりがちな空間に緑と光をもたらした。
住戸内は基本的に55㎡の1LDKとし、地下には、各住戸に5㎡前後のトランクルームを設け、収納対策を施した。
RC壁構造とし、その外壁面に無機質系炭酸カルシウムボードと磁器タイルを施すことにより外断熱を構築し、コンクリートの外部環境からの劣化が防げ、建物の長寿命化を可能とした。建物正面に設けた水塀の水には、雨水を地下ピットに貯めそれを循環させるシステムで、雨水の再利用を図り、近隣の方々への癒しの空間となっている。
竣工 | 2010 |
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所在地 | tokyo setagaya |
構造 | RC5f |
面積 | 891.95㎡ |
構造設計 | 計画堂 |
設備設計 | アーク環境設計 |