Blue Ocean Residence Ishigaki

沖縄県石垣島に建つ16住戸のアパートメントである。既存敷地内には、台風の風を防いだり火事が広がることを防ぐために、沖縄でかつては家の周りを取り囲むように植えられていたフクギが植えられていた。歴史のある木であるため残せる木は既存そのままとし、建物に干渉する箇所のみ伐採をした。また、フクギの木の皮から沖縄の着物に欠かせない黄色の樹液(せん科)がとれる。伐採時には、地域の文化継承に繋げるべく、織物事業組合の方に樹液を提供させていただいた。
基準階では建物のコアを中央に配置し、その周りに5つの住戸を計画した。コアから各住戸間の距離を短くすることで長い廊下をなくし、利用しやすい動線とした。また、コアを中央配置にすることにより、狭い敷地の中で多くの開口を各住戸に設けると共に住戸数を確保した計画である。
仕上げは建物の内外共に、コンクリートの打放しを表しにしたグレーの壁と、白色に塗装した壁がコントラストとなり、建物にメリハリを持たせた。また、バルコニーには沖縄で多く使用されている花ブロックを使用したことで、風が通り抜け心地よい空間となっている。

竣工2019
所在地okinawa ishigaki
構造RC5f
面積1,282.38㎡
構造設計計画堂
設備設計アーク環境設計